ゆらぎと眠り&音空ハーブウォーター

二宮町在住。来年には➡改め、来月中にはハーブウォーターをお披露目、販売します。ゆらぎと眠りのセラピスト浅沼瞳の音空(おとそら)ハーブ畑観察日記と暮らしのブログ。

石ころと菩提樹

hotomo92017-08-12

住まいが二宮に移り、まずお話したいのは、海岸の石ころと菩提樹のこと。

袖ヶ浦海岸は、あまり波立たない地形なのか、ほとんどが凪いでいる波。その小さく寄せては返す波のおかげで海岸の石ころは丸々としている。

しかもその石ころの中には「花こう岩」という、主に石英と長石、黒雲母が混ざりあう石の塊がそこここにあるので、石好きにはたまらない(と勝手に思っている)お宝海岸。

他の特徴としては貝はほとんど見当たらず、鮮度抜群の小魚が打ち上げられたりしている。大抵、他に人のいることがあまりなく、土日だとたまにご一緒する事がある位の穴場海岸でもある。

茅ヶ崎に住んでいた頃は、学生さんとか近所の方がいないなんてことはなかったのに
何が違うんだろう?と思う。
高校もあるし人口は真鶴の比ではなく多いのに、はてな
これから分かってくるのかも知れない。

その海岸の海水はきれいで、いつも躊躇なく裸足でザパザパと波打ち際に向かえる。

今思うと、茅ヶ崎江ノ島からのサーファーな雰囲気がつながっていて、真鶴は岩場ザッパーン、富士山からの流れが大きかった気がする。

そこからすると、その中間にある二宮はゼロに近い穏やかな海。山と川の水が海へとつながっていて、その様子が土地に染み込んでいる感じ。


菩提樹の前にお家探しをしていた頃、二宮には沼代という里山があり度々訪れることがあるから、初めは秦野や大磯でお家探しを探していたけれど、どうにもこうにもここになってしまった、という、いきさつを少し。

この町を縦切る葛川の川沿いには桜の樹が連なっていて、
桜の季節に内見をしてしまった私は、すっかりこの町が気に入ってしまった。しかも決めた住まいの区画には藤の木があって、内見をしたまさにその日、咲いている期間の短い藤の花がきれいに咲いていて部屋にたどり着く前から実はノックアウトだった。

今となっては、菜の花の時からここに住むようになっていたのかも知れないし
(「春節http://d.hatena.ne.jp/hotomo9/20170207/1486470295)
私のご朱印帳は平成25年に訪れた走水神社のご朱印帳で、ばっちり後付けではあるけれど、もうそこから始まっていた、とも言えるかも知れない。プラス陽当たり良好。そんないきさつで二宮に決まった。


そうして住んでみて少しした頃に、いよいよ菩提樹がお目見えした。

大きな大きな菩提樹が川沿いに点在している事に気付き、
2度見、3度見する程驚いた。

初めは見間違いかと思ったけれど、花が咲き始め、やっぱりそうで感動した。

ルドラクシャと言われる実は川に落ちるだろうし、拾える様子の無いところばかりにその木はある。
ただ、その実は川底に残るものもあれば、流れに流れて海に向かうものもあるかもしれない、と、難なく思わせてくれるこの地形に、手にする実感を惜しみつつも、とても豊かな気持ちになったりする。


引っ越したばかりの頃は、けっこうなシティタウンだわ、と、町の規模にのけ反っていたけれど、生活の中に垣間見えるシーンに和まされ馴染んできました今日この頃。

これから一段落してきたら
色々と足を延ばしていけそうで、楽しみで仕方がない。