ゆらぎと眠り&音空ハーブウォーター

二宮町在住。来年には➡改め、来月中にはハーブウォーターをお披露目、販売します。ゆらぎと眠りのセラピスト浅沼瞳の音空(おとそら)ハーブ畑観察日記と暮らしのブログ。

再び その2

hotomo92016-10-31

場所を移って実家のある街へ来ました。
母は出かけているようなので、それまで散策をすることにしました。

『あら?』
改札を出た瞬間カレーの薫りがやってきました。
この街はカレー屋さんがとても多くなり、しかも迷うほどに美味しいカレー屋さんが多いのです。せっかくだから私もカレーを食べましょうと、荻窪ではなくこちらへ降りることにしたのです。


しかしながらお目当てのカレー屋さんは定休日。南インドのカレー屋さんです。
またここへ来る楽しみが増えました。


秋と言えば、かぼちゃと栗。
「かぼちゃ、栗、かぼちゃ、栗」と歩いていると、見えてきたのはGraceさん。
『マロンケーキあるかな』と、お店へ近寄り、その扉を開けた甲斐がありました。

こんなにホクホクした和栗の素朴さを活かしているマロンケーキは、ここの他に思いつきません。
ひとつひとつ接客の合間に栗を割っている姿が見えるのも、きっと美味しさのひとつ。また一段と美味しくなったような気がしました。全てがとてもおいしかったので「とっても美味しかったです。」と伝えることができました。すると、思いがけずそこにいらしたスタッフの方全員がこちらを向き、ぱあっとした明るい笑顔と「ありがとうございます」の声が返ってきたのです。彼女達の笑顔とそれぞれに個性のある声は、私の心をぱあっと明るくさせてくれたのです。またここへ来る楽しみが増えました。


心もお腹も充たされ、新旧入り混じるこの街をしばらく散策。歩き疲れた後、ひと息つくのにピッタリな「いつもの」喫茶店こけし屋さんです。こけし屋さんには、いつでもつるぴかで年期の入ったこけしがいる、不動で貴重な喫茶室があります。


カウンター越しに湯気が見えます。
常に水の流れる音がしています。
最低限の必要なもののみ置いてあるのではなく、置き方はぴっちりばっちりではなく、隙があるからこその雰囲気です。
照明の明るさはオレンジ色。
テーブルの古木は厚みがあってエンジ色の艶があります。
ブラック蝶ネクタイの男性が必ずいます。
賑わっているので声は飛び交うのですが、騒々しさはありません。それはおそらく、年齢層が高めだから。声のトーンがみなさん落ち着いているから。「それがね」「じょーうず」「きほんのきだよ」「わらっちゃうくらい」。後ろの方から時折聞こえてくる会話は、何の話をしているのかまったく検討がつきませんが、いい雰囲気です。


そうそう、スプーンはギターの形のスプーンです。



それでは、
また。