真鶴 「森の家」にて
渡辺茂男さん 作
高良真木さん 画
「ふしぎな おはなし」という絵本がある。
1ページめでは「これは富士山かな」とか、口に出して言える余裕があって
2ページめでは「…… 」もう止まった。
見かねたりんちゃんが「貸そうか?」と言ってくれたほど、止まった。そんな絵本。
これではどんな絵本か分からないでしょうけれども、話が進まなくなるので絵本についてはこの位に。この絵本の作画をされた高良真木さんのアトリエ兼自宅であった真鶴にある「森の家」で、件のりんちゃんが、リトリートを企画した。
「森の家」についての詳細も掲載されているfacebookのイベントページ ↓
https://www.facebook.com/events/220433981694339/?ti=icl
このイベントページを見せてもらい、目に止まったのは「笑い担当 ゆみ」さんのところ。もうこれだけで任務完了じゃないかい?と思った。
ゆみさんはよもぎ産しやトリートメントを施してくれるセラピストであり、イベントやワークショップを企画する方でもある。そして何より私の印象は、言葉と身体の反応に全然距離がない人。それをうけてこちらは自然と心が動いてしまう、明るさが素直な人。とまどっていても明るい何かが滲んでいて、気持ちよく楽しい人。そんなゆみさんが「笑い担当」なら、もうそれだけで充分でないかい?と思った。
それと、音セッションの伊織さん。声音を録ってリーディングしてくれるセラピスト。クリスタルボウルでもセッションしてくれる。伊織さんのセッションは誰に対しても均等でとても優しい。力強い物怖じしない言葉も優しい。最後の最後まで相対する人を信頼しているという姿が好きすぎるほど好き。
ブリージングとお食事は茅ヶ崎在住の森夫妻。
りんちゃん曰く「少しの量でも満たされるごはんを作るひと。」
私はお会いしたことがないけれど、このキャッチフレーズで滋養溢れるイメージでいっぱいになる。きっとブリージングは呼び水のように作用して、身体の輪郭をはっきりさせてくれるだろうと思う。それと同時にそれ以外にあるものをいつも以上に体験することになりそう。
そして真鶴在住りんちゃんは引き出しがたくさんあって強者。本人はそう思っていないところがさらに強者だと思う。瞳がいつもきらきらしているところもつわもの。
「森の家」の広大な敷地と自生する植物やその地形に、ここはジャパン?と首をかしげてしまうだろう。私はもちろんそのひとり。
ここにアトリエのスペースがある写真家のひとしさんは「早朝が最高」と仰っていた。私の場合は「言葉には出来ないけれど、答えのようなものに充たされる空間」という印象。規制のなさは想像以上。
このリトリートの後なら体験を伴って、言葉がついてきそう。
その記憶に刻まれ、薄れていっても消えない何かは「ふしぎな おはなし」の絵本のように、心象の景色が見える景色と重なりあい、すっかり忘れても持ち歩き続けていけるのではないか、と予感している。それと同じ位、まったく違うことになったりする予感もたくさんある。
ご興味向きましたらぜひ!ご一報下さい。
プラス。
内容盛りだくさんで身軽になれる「光の庭」は4月でひと区切り。こちらもぜひどうぞ。