ごほうび
祖母の納骨までが整い、今までよりもだいぶ落ち着いた、という状態。
私にとってのごほうびとは、このスペースのこと。言葉のないスペースに、いつか取り出すであろう言葉を言葉にしないまま保存しておき、自然発生してきたら表すということ。
このスペースをご無沙汰し何をしていたかというと、何もする気が起こらず、焦る気持ちから、せめてとにかく本でも・・と読み始め、5年から10年分の情報を一気に取り戻すかのごとく洪水のように止まらなくなっている。
ジャンルを問わず読んでいると、かたよっていることこの上ないと思い知らされ、どれほど止まってたんだ!と驚くばかり。けれど、取り戻していることが後ずさりというよりも、出戻りの始まりのような感覚。これからの今までだったと言える心持ち。
それと、セッションの「光の庭」を封印しようかと考えていた所にリクエストを頂き、リクエストにとことん弱い私はもう少し先延ばしをすることに。このセッションは同じツールを使っても、その内容はまったく違うものになる魅力のかたまりセッション。そして、実感として私個人の収穫は、会を重ねるごとにサッと終わり、サッと去れて現れるものがある、ということ。封印できる時がきたという収穫だと思えること。
そうして次のステージは未知のもの。
分かっていることは、薄い奇跡の重なりをそこにあると感じられるようにすること。今のところ、出来っこないと思っている、ということ。
さて、明日は茅ヶ崎にある大好物の南インドカレー屋さんへ。これも、ごほうび中のごほうび。
もうひとつ。それはある晴れた日の、スーパーの帰り道のこと。咲いている沈丁花の花に気づいたものの、花の香りは蕾の時の方が香っていたな、香りがやってこないなんて不思議だな、と通りすぎた。そうして今日のついさっき、雨上がりの夜道をコンビニに立ち寄るために変更した道を歩いていると、あの花の香りがやって来た。立ち止まり振り向くと、そこは、ルートは違えど同じ場所。