ゆらぎと眠り&音空ハーブウォーター

二宮町在住。来年には➡改め、来月中にはハーブウォーターをお披露目、販売します。ゆらぎと眠りのセラピスト浅沼瞳の音空(おとそら)ハーブ畑観察日記と暮らしのブログ。

いけださん。

今朝、畑に向かっていたら、草刈り機をななめに装着した、地下足袋姿の70代~80代(予想)の男性がやって来ました。

「貝ヶ窪のいけだです。おたくは?」
「浅沼です。五島さんに畑借りてます」。
「おー、そうかそうかあ、どんどんやって、やっちゃってよ!あのね、この道の脇の草たちを刈ろうと思ってね。あー、でもこれは、なんだって言ったっけなあー、んーー、あっ!そうだ萩だ!これはね、秋の七草。これはとっておこう。おっ!これも萩だなあ。これは、すすき。お彼岸に使うと風流なやつ。それ以外は、まあ、サッと刈っちゃいますね。すぐ終わるよ」と、サッと刈っていってくれました。

そうこうして畑パトロールがひと段落し、久しぶりに吾妻山へ行こうと思い立ち、うちの畑から吾妻山へ抜けられる裏道を歩いていると、またしても、いけださんが先客でいらっしゃいました。どうやら吾妻山へ抜けられる一本道に木が倒れ、道がふさがっているご様子。

「道、ふさがってますね」。
「うん、そうだな。梅雨の時期と台風の時期にね、梅雨は根ぐされで、台風は枝が折れちゃってこうなりやすい。もう、これは自然のなりゆき」。
「私もちょっと様子を見てみます」。
「うん。見てみて。ぼくはもう行くから」。

知っている人は知っている裏道で、吾妻山から降りてくる人を畑でたまに見かけたりしていて。しばらく人が降りてこないな、と思ってはいたけれど、そんなには気に止めていませんでした。こういうことか、と合点。そして抜け道はふさがれてしまったけれど、この自然のなりゆきが起こっていなければ、いけださんと、ここで、こんな会話をすることはなかったんだな、とも思う。

これからは、こんなふうに、自然のなりゆきで知り合い、知り合えていくことが増えていく。そんな予感がしました。f:id:hotomo9:20200703121432j:plain