新天地。
ホワイトセージを植えかえました。
植えかえが3回めになる苗もあり、迷いに迷って、悩みに悩みました。
・植えかえは、ヒトで例えると手術のように思う。苗に一時さらに負担をかけ、その後回復するかどうかは分からない。
・植えかえるとしたら、トゥルシー(ホーリーバジル)を植える予定の場所。まだ準備が行きついておらず、土を耕すところからになる。
・そうしたらトゥルシーはどこに植える?
などなど、エンドレス。
聞きかじった情報、調べた情報しか今はなくて、それに合わせた場所とすると、今の場所は違ってはいなくて、けれども、苗はカラカラになりかけて、主張してる。
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この一連のひとり言を、声に出てしまうひとり言を、お手伝いに来てくれたさーやは、きょとんとしながら、半分おもしろがって真剣に聞いてくれていた。わたしが、ため息をつくたびに「いいんですか?植えかえなくていいんですか!」と、半分おもしろがりながら、聞き返してくれた。それを何度も何度もくりかえし、ついに決心!
「植えかえます!」
そこからは速かった。植えかえる前に、ミッションであるトゥルシーの間引きをして一度家に戻り、鎌と大きいシャベルを持ってきて、掘る。掘り起こした塊になっている土は、さーやが小さいシャベルでせっせとほぐしてくれて、ホワイトセージの根をキズつけないように、大きく、そーっとそーっと掘り起こして、そーっと移動。ジグザグ方式で植えかえ完了。ひとりでは午前と午後に分けての作業が午前中で完了。
さーやの存在。
人の手のありがたみ。
じーんと染み込みまくりました。
翌日様子を見に行ったら、新芽がそこここに。葉のつやも出ていて、一日で、今までになくドシンと根が座っています。
これは、日当たりや風の抜ける場所、と言うより、土の違い。適度に草が生えていて、水分を保っていて、多少粘土質。土の質は教科書通りじゃない環境。前の場所は思っている以上にやせている土地なのかも。これからは、さらに色々な土を触っていこう、嗅いでいこう、草を観察しよう。
ともかく数日がたち、さらに○。わたしが植えたいハーブではなくて、ハーブに合う土地、土地に合うハーブを植えるってこういうことなんだ、と、体験をともなってしみじみ思いました。
新天地。
ほれぼれするほどぴったりのスペースにおさまりました。
こちらは期待のエース。掘り起こして発覚。根っこが他とは違う、ぐるんぐるんトルネード。背はなかなか伸びませんが幹がぐんぐん太くなってきています。
さてさて、トゥルシーの場所は?
「持ちきれないほど、あります!」
もう耕すしかない。来年に向けて、と計画していたけれど、今年から。
さらにムキムチになります。