ゆらぎと眠り&音空ハーブウォーター

二宮町在住。来年には➡改め、来月中にはハーブウォーターをお披露目、販売します。ゆらぎと眠りのセラピスト浅沼瞳の音空(おとそら)ハーブ畑観察日記と暮らしのブログ。

魅力と質感。

先日、「セルフケア用に使えるおすすめの音叉と、その音叉の使い方を教えて欲しいです」と、ご要望を頂き、「はい!まずは音叉を選んで、その音叉に合った使い方を教えますね。使い方は決して難しくはないのですが、コツがたくさんあります」と、勢いとノリで承ってしまいました。

正直、音叉の使い方を伝える、教えることになるとは思っていなかったのでプチフリーズ。とは言え、「今までしてきたことをそのまま伝えればいいし、それをかんたんでやさしい言葉で話せるように工夫をしよう」をコンセプトに音叉レッスンの仕込みが始まりました。

「仕込み」と言っても技術的なことはおしみなく伝えればいいので、気負いはなし。それよりも、いざ教えることになって「仕込み」に費やしたことは、今までいかに専門用語に頼って音叉の説明をしていたか、ということ。

基音って何?倍音は?完全5度ってどういうこと?平均律純正律って何が違うの?

想像しうる質問に一問一答でいちいち答えていく。寝る間際まで一問一答を繰り返して、かんたんでやさしい言葉が表れてきた時は、そのまま寝落ちするしあわせ。

準備万端のレッスン後、振り返ってみて思う。「用意したものは、2%くらいしか使わなかったな。」
きっとインプットされるものは2つか3つ。つめこみ過ぎずに、その時、その場の質問、実践に応えていって、予定していたよりもずっと早く終わった。そして思う。「表には現れてこない、選ばれなかったもの、手に取ることのなかったものはそーっとしまわれていて、しかもいつでも取り出せて、寄り添っていてくれる。選んだもの、用意したもの、目に見えるもの、手を伸ばせば届くもの、それだけが現実じゃあない。それ以外に含まれているもの。それも『魅力』」。

初めてのレッスンにしては予想していなかったことに応えていけて、予想していないことに応えていける準備ができて、お客さんからも「まずは使って色々試してみます。楽しみです」とのお声があって、とにかくホッとしています。

去年、いやいや、数ヶ月前だったら断っていたかもしれない。それまでは「音叉がなければ何もできないセラピストにはなりたくないし、音叉を使わないで施術できるようになろう」と、整体でのアプローチをメインにして。それは無駄ではなかったし違うことでもなかったけれど、苦しさがずーーーーっとあった。何か質問されても基本のキすら話したくない。頭では答えられても、声に出てこない。逃げてばかり、避けてばかり。とにかく闇雲。すべての考え方、話す言葉、雰囲気、動き、とにかくすべてに闇雲は現れてくるものです。それでも、苦しくても何とか息はできてやってこれたのは、施術の前にするおまじないの言葉。

「手は抜かない、力を抜く、心で呼吸する」

そうこうして、やっとやっと闇雲から出られていたんだな、と安堵感。手放すものは、しがみついているもの。

今は、音叉で施術を始めた頃に音と色と香りの、こんな施術があったらいいなあとイメージしていた施術を提供しています。心と体の状態を、音と色に変換、同調させて、こうありたい状況や状態が現実に反映されてゆく施術です。その場のリラックスだけではなく、持ち帰ってからも根づくもの。

わたしの施術の眠りは「やみつきになる」とお声が上がる音の波の心地よさ、気持ちよさなんですよ。ゆらぎと眠りのセラピーを体感した後の心と体の『質感』の違いは、「百聞は一見にしかず、百の言葉よりも一体感にしかず」です。まずは一度、受けてみて。

選んだもの、用意したもの、目に見えるもの、手を伸ばせば届くもの、それ以外のものの魅力あふれるハーブウォーター(蒸留水)を作成中!試作の段階で、すでにお披露目したくてウズウズしています。もうあとちょっと、もう一息。

やってくる流れにワクワクしたら乗ってみる。そうしていると、予定していることなんてどーでもよくなってきます。わたしにはそれくらいでいい。そうでないとなかなか動きだせないの♪しつくして、しつくして、やっとやっとできる子です。お楽しみに!

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